切り替えの時期に本格的に入りました。
この仕事をしていると、当然春夏に備えて飲料の温度を変えて商品を入れ替えないといけません。
四月に入り気温があったかくなりました。あったかい商品を冷たい商品に入れ替えなくてはいけないので、当然一台にかかる作業時間はおよそ1時時間近くかかります。補充だけなら15分以内に済みますが、これでは労務時間が厳しくなります。
一日に必要な時間は12時間として一日作業する自販機が平均15台、その上トラックでの移動時間を考えていくと、当然間に合いません。なので、切り替えをやる台数と補充するだけの台数をあらかじめ決めなくてはいけないのですが…。
ホットの売り上げと自販機を置いてくれたお客さんの事を考慮しないといけません。ホットが売れているのにコールドにして売り上げが落ちたら本末転倒、さらにお客さんと相談もせずに勝手に切り替えると「勝手に冷たくするな!」怒られてしまいます。ホット商品も売り切らないと損失が出るので、そういう意味では簡単にはいかない。
だからあらかじめお客さんのとのコミュニケーションを取り、ホット商品を少なめに入れて売れ残りをなくすことで作業の時短をしたりと工夫や根回ししないといけません。
これから暑くなったり急に寒くなったりで、切り替えをやるかやらないかの判断は難しいですが最終的に労務時間の範囲ですべての自販機を夏の売り場づくりをしなくてはならないので急がないと五月のゴールデンウィークまでには終わらせないと大変なことになる。
簡単な切り替え手順
まずあっためたホット商品(コーヒーやお茶、スープ等)抜きます。そのまま入れて冷たくすると味が変わったりするからです。しかしそれだけです。劣化という悪い言い方がありますが、そこまで人は弱くはありません。又、あっためたペットボトルを入れたまま冷たくするとへこんだりして形が変わったりします。しかし中身は特に変わってないので飲んでも全然平気です。それでも気になる人はスーパーやコンビニで買いましょう。自販機屋は商品と時間を売ってます。
次に自販機のホットの設定をコールドの設定に変えます。そしたら自販機のフェイスに飾ってあるダミーを入れ替えて価格シールも張り替えていきます。ダミーとは自販機の消費を買うボタンの上の見本の事です。これを取り換えるのも地味に時間がかかります。他にもコラム設定という重要な作業があるのですがそれは次に機会に書きます。
最後にコールドの新商品を入れてちゃんとボタンを押したら正しく商品出るか確認し、価格も正しく設定されているか、実際お金入れてボタンが光るか確認して完了です。
最後に
いやーかかります。1時間かかります。大変ですがやりがいがありますよこの仕事。終わった後の達成感もありますし後は売れたら入れていくだけなので体力勝負です。